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2019.8月号

 新たな任期が始まりました。長い間、あわはら富夫議員と2人で精いっぱい頑張ってきた「新社会党神戸市会議員団」ですが、この度、同じ思い同じ願いを持つメンバー5人がタッグを組み、会派「つなぐ神戸市会議員団」(市役所1号館29階)としてスタートしました。宜しくお願いします。

【左から:香川真二さん(西区)小林るみ子(灘区)浦上忠文さん(東灘区)あわはら富夫さん(中央区)高橋ひでのりさん(垂水区)】

 

 

 

【議会発信】市民と市政をとつなぐ・・・懇談の日々

 

◆その① 被災地NGO協働センターに学ぶ

 

 

 阪神淡路大震災を機に、立ち上げられ、災害が続く昨今、東日本等、様々な被災地の復興に携わりながら「最後の一人まで」をモットーに地域の自立を支える支援活動を行っている団体です。「まけないぞう」事業もその一つです。

来年は、阪神淡路大震災から25年。全国の被災地で露わになった課題、一つひとつに目を向けながら、今後、行政に求められるものについて懇談しました。後日、「災害救助法」について、学ぶことになりました。

*被災地NGO協働センターー

神戸市兵庫区中道通2-1-10 ℡078-574-0701

 

 

◆ その② フリースクールに学ぶ

 

 

 

 不登校の児童・生徒の居場所として、ずいぶん前に、訪ねたことがあるフリースクール。今は、今まで以上にその居場所が必要とされる情勢になっています。不登校・いじめ・LGBT・・・児童・生徒は、学校以外のもう一つの選択肢の居場所が必要です。フリースクールを維持・運営・充実させるために行政ができることについて懇談しました。

*神戸自由学院

神戸市中央区北長狭通7-3-11 ℡078-360-0016

 

 

◆その③ 障がい者団体に学ぶ

 

 

障がいのある人もない人も、地域で混ざり合って学び働き暮らす・・・これが私の願いでもあります。ところが今、神戸市が改訂しようとしている「ガイドライン」は、その願いと逆行するものです。また、昨年・今年と重度障がい者が定時制高校を受験し、定員内不合格になっていたことで神戸市との話し合いの機会をつくることを求めています。そもそも政策を担う上で、当事者の声を聴こうとしない行政のあり方こそ問題があります。

*NPO法人 ウィズアス

神戸市長田区水笠通4-1-12 ℡078-642-0799

 

 

◆その④ 『神戸ダルクヴィレッジ』に学ぶ 

 今、薬物・ゲーム・アルコールへの依存者が増え、深刻な状況でもあります。当事者やその家族を対象に依存症治療を進めている団体です。神戸市内にも、その拠点があります。そこで、活動している代表者から依存症の現状、露わになっている課題、行政に望むもの等々について学びました。

*神戸ダルクヴィレッジ

神戸市中央区旗塚通1-1-20 ℡078-224-4244

 

◆その⑤ 学ぼう!「災害救助法」 

 来年は、阪神淡路大震災から25年。昨年は、大阪北部地震、西日本大豪雨、猛暑・酷暑、北海道地震・台風・・・と、わずか3か月間に、これだけの災害-広域複合連続災害―が発生しました。灘区篠原台でも土砂災害がありました。その復旧の過程においても、法の”壁“にぶつかりました。その道のプロでもある津久井 進弁護士に「災害救助法」について学びました。今後に生かしていきたいと思います。

 

◎以上、この間の懇談報告です。今後も、随時、多くの団体や個人と懇談を続けていきます。

 

 


【議会発信】 暑い夏・・・市民と“命”をつなぐ

 

 

 ◆戦後74年。戦争経験者や原爆被害者の平均年齢は、既に82歳を超えました。当時のことを語り伝えることが今強く求められています。過日、約88000人の広島市民が出演した映画「ひろしま」が上映されました。被爆者自らが出演し、当時の悲惨さを語り伝えようとした映画でした。しかし、その映画は70数年間、日の目を浴びることなく今に至りました。

 毎年、私は、「神戸市原爆被害者の会」や「兵庫県原爆被害者の会」の総会に参加しています。今、被爆者の皆さんは、これを最後の運動と位置づけて「核兵器禁止条約」制定のための署名運動を展開しています。しかし、唯一の被爆国のこの国は、条約制定に反対し交渉にも参加せず向き合おうとしていません。被爆者も私も怒りを抑えられません。

 

 ◆今年も、国民平和大行進【写真左】に、ろっこう医療生活協同組合の組合員の皆さんと一緒に参加しました。東京から広島に向かう道中の一区間だけの参加です。東灘区と灘区の境にある御影公会堂傍の石屋川公園から、ろっこう医療生活協同組合六甲道診療所を経て、水道筋たんぽぽ倶楽部事務所前を通り、灘診療所を経て、王子動物園までの参加でした。今年も、とても暑い日でした。一緒に歩いた高齢の方が、「74年前のあの日あの時も暑い日だった。それを忘れないためにも、毎年、暑い中を歩くようにしている」と。

 ◆今年も、「原爆と人間」展【写真下】に参加。最終日の6日は、広島の原爆忌でもあったためか、会場のデュォギャラリーには、たくさんの人の参加がありました。老若男女、熱心に見入っていた姿に安堵しました。

今、私は、議員インターン3人を受け入れています。その学生さんにも「原爆と人間」展に参加してもらい、被爆者の貞清百合子さんの被爆体験にも耳を傾けてもらいました。

 

 

【学生さんの感想から】

●中学生の頃に行った広島と長崎のことを思い出した。あの時は、事前・事後の学習をやっていたが、時間が経つにつれて、学びも関心も薄れてしまっていたことに気づいた。

●「原爆と人間」展に伺ったことで、より私たちの世代が原爆について学び考えなければならないと感じた。今後、自主的に原爆のことや被爆者に対する政府の対応、今の若者たちの原爆への理解度等を調べて学んでいきたい。また、出身校の中学校や高校にかけあい、今回、お話を伺った貞清百合子さんに話をしていただきたいと考えている。

 

●教科書で原爆についての文章や絵を見たことはあったが、今回のように生々しく悲惨なものはなかったように思う。それは「教科書だからあまりに酷いものを載せることは不適切だ」と、判断されたからかもしれない。しかし、貞清百合子さんが仰っていたように、それは“隠すような行為”である。まずは全員が知ることが必要だと思う。

●今回の「原爆と人間」展に伺うことができ、本当に良かったなと思う。広島の平和記念館に伺ったことがなかったが、「原爆と人間」展に伺い、お話も伺うことができ、広島の平和記念館に行かなければという強い思いが生まれた。また、戦争は二度と繰りかえしてはならないと思ってきたが、その思いはより強くなった。・・・・

 

 


 

 

 

【地域発信】『(通称)安心ネット』神戸市へ申し入れ

 

 

 


 

 超高齢社会・・・医療・年金・介護の社会保障制度が次々と改悪されてきています。そのような中、2016年10月、『安心と笑顔の社会保障ネットワーク』を立ち上げ、この間、75歳以上の医療費窓口負担の2割化への反対署名運動をはじめ、福祉・介護労働者交流会、街頭行動等々を通して発信してきました。

 総合事業への移行が始まって2年。介護現場や高齢者を取り巻く課題を把握し、その上で、7月末に、保険者・神戸市へ申し入れをしました【写真】。わずか1時間の懇談でしたが、内容の充実したものになりました。8月末に、文書で回答される予定です。

以下、申し入れ内容の一部です。

 

♦︎介護保険導入当初は、介護サービス利用料は一律1割負担だったが、この間の負担増で、多くの人が介護サービス利用を控えたのではないかと危惧している。神戸市の介護サービス利用の現状を伺いたい。
♦神戸市内でも介護殺人や介護心中の事件が報道されていますが、それらの背景や原因について調査や検証を行っているのか、また、再発防止のためにどのような対策をとっているのか伺いたい。
♦「あんしんすこやかセンター」の役割が以前にも増して複雑・多岐にわたるようになっているが、それに応じて職員の増員はされているのか伺いたい。
♦介護職員は定着率が低く離職率が高い中で、人員不足という深刻な問題がある。2025年には、約40万人の介護職員が不足するとされているが、現状を伺いたい。
(総合事業に携わる介護職員は何人か、神戸市独自の処遇改善について、外国人の介護職員の受け入れの現状について、パワハラ・セクハラ相談体制について等々)

♦認知症の人や家族の情報交換のためにも「認知症カフェ」の普及が求められているが、現状について、今後の方針について伺いたい。
♦地域でのつながりが薄くなる中で、高齢者のみならず障がい者や子どもが利用できる「(仮)居場所マップ」の作成・普及に力を入れられたい。*東灘区の居場所マップを参考に・・・・

 

 

 


 


『安心と笑顔の社会保障ネットワーク』総会&講演会

 

 2016年10月『安心と笑顔の社会保障ネットワーク』を立ち上げてからやがて3年目を迎えます。この間は、介護問題を中心に取り組んできました。この度、第4回安心と笑顔の社会保障ネットワーク総会&講演会を下記の日程で開催します。ぜひ、ご参加いただきますようご案内致します。  

2000年にスタートした介護保険制度は、20年も経たぬうちに制度そのものが崩壊しようとしています。同じ時期に、成年後見制度もスタートしましたが、周知も不十分ながら、制度そのものが利用されにくい状況でもあります。認知症の高齢者や障がい者にとって、必要な制度である以上、その充実に力を入れていかなければなりません。今回の第2部の講演会では、その成年後見制度について学びたいと思います。

1、日 時 2019年10月14日(月・休)14:00~
2、場 所 神戸市勤労会館 403号室
3、内 容

1部 総会

2部 講演会「成年後見制度の現状と課題について」

   講師 川元志穂弁護士
4、参加費 500円

 

 

  
  
  


  

 


 

 

 

【倶楽部発信】統一地方選挙後の総会&懇親会

 


春の統一地方選挙後、6月に総会&懇親会を開きました。会場は、原田の森ギャラリーです。総会の後、100名を超える会場いっぱいの参加者とともに美味しい弁当を食べ、歌い、踊り、楽しいひとときを過ごしました。私は、新しい会派「つなぐ神戸市会議員団」誕生の紹介と、5期目を、自身の集大成の4年間になるよう頑張ることの決意表明をしました。

 

 


 

高齢者や障がい者、子ども、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー

ご案内します!⑲「第11回たんぽぽカフェ」

 この間、介護保険について何度も学んできました。

今回は、2000年に介護保険と同時にスタートした成年後見制度について学びます。周知されていない事、制度が使いにくい事等々で普及していません。しかし、超高齢社会、今後必要となる制度です。

ぜひ一緒に考えてみましょう。

 

●日 時 2019年10月6日(日)14:00~16:00 

●場 所 ろっこう医療生活協同組合六甲道組合員センター【右図】

●内 容 「成年後見制度の現状と課題について」 

      お話 川元 志穂 弁護士

●参加費 500円 (資料・お茶代) 

*問い合わせは、小林まで(℡090-7359-6658)

 

 

 

 

 

【倶楽部発信】お 知 ら せ

 

◆リサイクルバザーのご協力、ありがとうございました。

毎年春と秋、たんぽぽ倶楽部前で、リサイクルバザーを続けてきました。しかし、諸事情により、この度、リサイクルバザーを終了することにさせていただきました。

品物を提供していただいた方、購入していただいた方、お手伝いをしていただいた方に心から感謝申し上げます。長い間、ありがとうございました。

 

◆たんぽぽ倶楽部は、今・・・

 

 事務所前には、水道筋でも評判の工作おじさん、青栁 正さんがいます【写真上】。この度、廃材を使った工作の評判が稗田小学校に伝わり、2年生を対象に工作教室が開かれました。その後、子どもたちから青柳 正さんへの感謝のお手紙がドッサリ届きました。嬉しいですねぇ。

 

 

 

 事務所前にもう一つ、恒例の取り組みになっていますが、7月28日の都賀川水難事故の犠牲者に手向ける折り鶴のかごと8月6日に広島原爆忌の折に届ける折り鶴のかごの二つが並べられていました【写真左】。買い物途中の親子が立ち止まって鶴を折ったり、子どもたちが教え合ったり、とても微笑ましい場にもなりました。皆さんのご協力で折られたたくさんの折り鶴を糸で繋ぎ【写真右】、7月28日には、都賀川水難事故の犠牲者を偲ぶ会に手向けに 8月6日には、ろっこう医療生活協同組合の組合員・職員に託しました。

 

 


 

介護・子育て・労働・くらしの相談

★電話での相談 小林 

★事務所での相談 ℡078-802-1125


 



 

編  集  後  記

 

♪踏まれても 健気に咲ける たんぽぽの 黄色き花に 心ひかれり♪(高山秀子)

◆この夏、生まれて初めて開腹手術・入院をしました。ついでに脂肪も摘出してほしかったのでが、そうはなりませんでした(笑)。おかげさまで、8日間、ゆっくり身体を労わることができました。議員として16年間、この道に入って28年。良く奔ってきたなぁとつくづく思い返す時間になりました。仕切り直し、もうひと頑張りします。

◆猛暑・酷暑が続きます。熱中症にならぬように水分をこまめに。お身体ご自愛ください。(小林るみ子)

 

   

ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/

もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。

ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。


 
 

   

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