◼戦後72年。戦争の経験者の高齢化で、当時のことを語り伝えることが徐々に困難になってきています。しかし、二度と繰り返させてはならないと、戦争の悲惨さや平和の尊さを語り伝えることに尽力されています。被爆者の皆さんは、平均年齢80歳を超えました。これが“最後の運動"と位置づけ、今、世界規模で「核兵器禁止条約」の署名運動に取り組んでいます。しかし、国連で条約が採択されたにもかかわらず、唯一の被爆国のこの国は、条約に反対し、交渉にも参加しませんでした。残念です。怒りいっぱいです。
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◼️毎年夏に、東京から広島に向けて、核兵器禁止条約制定を願い、平和大行進が取り組まれています。私もろっこう医療生協の組合員の皆さんと一緒に東灘区の御影公会堂から灘区を経て中央区の神戸市役所まで冷茶やトマトで元気をもらいながら歩き通しました。また、たんぽぽ事務所前に置いていた箱には平和への想いが詰まった折り鶴が溢れました。
皆さん、ありがとうございました。まとめて、ろっこう医療生協の組合員の皆さんに託しました。
同封の署名は2020年まで続けられます。ぜひ、ご協力ください。
【議会発信】6月議会 代表質疑から
皆さんは、ご覧になられたでしょうか。NHKクローズアップ現代』で放映された“あらたなアスベスト"。
タイムリーな建築物アスベスト問題を一般質問で採りあげました。
①あらたなアスベストについて
【小林】横浜市在住のS さんは、一昨年から息苦しさを感じるようになり、アスベスト特有の胸膜中皮腫と診断されました。S さんが子どもの頃に住んでいた公営住宅の天井は、当時、剥き出しになっていたアスベストが使用されていました。アスベストは、ご存知のように静かな時限爆弾とも言われ、十数年から40年かけて中皮腫や肺がんを発症させる危険な物質です。高度経済成長期に、耐火性・耐熱性・防音性に優れているとして大量に輸入され、2006年全面使用禁止になるまで建築資材等に使用されてきました。民間団体『中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会』とNHK が共同で行なった調査では、アスベストが使用されていた公営住宅が全国で少なくとも2万2000戸、アスベストを吸い込んだ可能性のある人は23万人あまりと試算されており、今後、2030年から40年頃まで、その影響に注意する必要があると言われています。神戸市の場合、市内3 団地5 号棟の公営住宅が該当することが明らかになっています。現存している公営住宅はもちろん、既に廃止された公営住宅や建て替えられた公営住宅等、建設されてからアスベスト対策工事が終了するまでの公曽住宅も、神戸市として調査・把握する必要があるのではないか、お伺いする。
【神戸市】2005年度に行った神戸市の一斉調査では、2 団地で確認し除去した。2006年度では7 団地で確認し、これも既に除去や囲い込み工事をした。この中に、今回話題になった2 団地225戸がある。この度の報道で不安を持たれた方もいるので、6 月23 日よりホームページで情報提供し、住宅でもビラを掲示板に掲示し、各戸配布した。尚、それ以前で解体した住宅ではアスベスト等を確認する資料が残っていないので、確認することは困難な状況だ。
【小林】該当する公営住宅は建て替え工事が行われる。飛散防止対策はもちろん、住民に対してアスベスト使用の情報提供・相談体制を。今回の問題は、現存している公営住宅だけでなく、高度経済成長期に大量建設された時期まで遡って調査・把握しなければならないのではないか。また、各区役所あんすこ係を相談窓口にということだが、ここは健康相談窓口。住宅局との連携で相談体制を作るべきだ。
【神戸市1 2005年度以前で、解体した住宅ではアスベスト等を確認する資料が残って芯いので、それ以上の調査は出来ない。相談体制は連携をとりながら対応する。
【小林】国交相は「各自治体でアスベストが使用された公営住宅は把握されている」と言っている。アスベストは、10数年から40年かけて発症する以上、健康被害が出た場合、原因の究明には記録が必要。建築物アスベストの資料(公営住宅の管理台帳・労基署届け等)は廃棄せすに保存しておく必要がある。
②いじめ問題第3 者委員会について
【小林】2013年の「いじめ防止対策推進法」を機に、いじめ問題が起きたときは、それを重大事態と位置づけ、多くのところは、第3 者委員会を設置するようになっています。しかし、その委員会のあり方は、自治体によって様々です。国のいじめ防止等の基本方針には、「第14条第3 項の教育委員会に設置される附属機関を調査を行うための組織とすることが望ましい」とされています。しかし、教育委員会の附属機関であるということだけで中立性・公平性に欠けること、再任はあり得るにしても、1 年という任期では継続性に欠けること等を再三指摘してきました。
5 月19 日「神戸市いじめ問題審議会」規則の第2 条第2 項中の「審議委員会に、特別の条項を調査審議させるために必要があるときは、臨時委員をおくことができる」と記載されていますが、それが「臨時委員を置き、調査のための部会を組織することができる」に改められています。これは、具体的にはどのようなものか、また改正に至った理由は何か、お伺いする。
【神戸市】起こってはならないことだが、同時に複数の事案に対応しなければならない事態になった時、現状では対応しきれない可能性もあり、これに備えることが重要だ。そこで、それぞれの部会がそれぞれの調査にあたり、素早く柔軟に対応できるようになるものと考え規則改正をした。〈持ち時間切れで再質問できず〉
【議会発信】6月議会 一般質問から
③障がい者の24時間ケア体制について
【小林】重度障がい者は、『障がい者総合支援法』にもとづき、見守り支援を含めた生活全般の介護を提供する制度「重度訪問介護」制度を利用しています.神戸市の「障がい者保健福祉計画2020」にも、「重度障がいのある人が地域で継続した生活を送れるよう重度訪問介護や生活介護の充実等に取り組んでいく」と施策の方向性が述べられています。しかし、この理念とは全くかけ離れた現状があります。その一つが、当事者が要望する時間数と実際に支給される時間数に大きな隔たりがあることです。
特に、深夜時間帯、ヘルパーがつかない空白の時間帯が作られていることにより、重度障がい者の生活や行動が大きく制限され、命を危険にさらすこともあり得る状況です。重度障がい者に、空白の時間帯のあるケアプランではなく24時間ケア体制を保障することが必要だと考えるが、お伺いする。
【神戸市】 重度訪問介護について長時間の支援が必要な場合は、主治医の意見も踏まえながら各区で設置している判定審査会で意見をいただきながら適切な支給量を決定している。今年6月現在では、市内で重度訪問介護支給決定を受けている人は8人いる。24時間体制を含めた在宅の重度障がい者支援は、これ以外にも生活介護或いは共同生活援助等のサービスもあるので、一人ひとりに個別に丁寧に対応するよう努めていきたい。
高齢者や障がい者、子ども、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー
ご紹介します!19「ちいきcafe」
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NPO 法人『ウィズアス』の皆さんから「重度障がい者の声を聞いてほしいj という申し出があり、JR 新長田駅の北にあるバリアフリーの喫茶店を訪問しました。一人で様々なケアを受けながら地域で自立した生活に挑戦している仲間が続々と集まってきました。当事者・親・ヘルパー・『ウィズアス」の職員等、総勢20数人程が一堂に会しました。当事者の機器を使っての話に、ヘルパーや親の話に耳を傾けながら、自ずと今、私が取り組まなければならない課題が明らかになってきました。 【写真左】 |
後日、ここから若干離れた場所にあるシェアハウス《Resmile》【写真右】 を訪ねました。自立を目指した仲間たちがへルパーさんと協力しながら生活しています。毎月第1 土曜日は、地域に聞かれた居場所「ちいきcafe」が聞かれています。障がい者・へルパー・高齢者等、たくさんの人が集まります。この日は、カレーやコーヒーの販売をしたり、ネイルケアや
マッサージをしてもらったり、歌ったり、座っていたり…時聞がゆったりと流れるホッとする居場所になっていました。
今、重度障がい者への目時間ケア体制を求めて、署名運動が取り組まれています。私も、このことを議会で採りあげ始めています(6月一般質問) 。障がいのある人が地域で安心して暮らせるように支援を求めていきます。これは、親亡きあと対策でもあります。 |
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【地域発信】 子どもたちに平和な社会を!
軍隊は決して住民を守らない!
◆5月17日~20日、やっと沖縄を訪ねることができました。18日は、当時の天然の防空壕=ガマを訪ねました。72年前、唯一地上戦が戦われた沖縄。多くの住民が命を奪われたガマと多くの住民が生きのびたガマと二つの対照的なガマを平和運動家の知花昌一さんに案内していただき、当時の話を聞きました。知花さんは「軍隊は決して住民を守らない」「(生きて恥をさらさせてはならないという)軍国主義思想教育の怖さ」を切々と話されました。
【写真右上】
◆沖縄の美しい海、大浦湾・辺野古に米軍基地が移設されようとしています。自然を破壊する暴挙に沖縄県民だけでなく、全国の全世界の怒りが集中しています。
19日は、埋め立て用の砕石を積んだダンプカーや生コン車等の工事用車両が、次々と出入りする工事用ゲート前で座り込みました。私たちは、一日だけでしたが、座り込みが始まって1,048日目。座り込んでは排除される・・それが繰り返されています。沖縄の問題は、地方自治の問題でもあります。ぜひ、寄り添ってください。【写真右中・右下】
◆沖縄の美しい海、大浦湾・辺野古に米軍基地が移設されようとしています。自然を破壊する暴挙に沖縄県民だけでなく、全国の全世界の怒りが集中しています。
19日は、埋め立て用の砕石を積んだダンプカーや生コン車等の工事用車両が、次々と出入りする工事用ゲート前で座り込みました。私たちは、一日だけでしたが、座り込みが始まって1,048日目。座り込んでは排除される・・それが繰り返されています。沖縄の問題は、地方自治の問題でもあります。ぜひ、寄り添ってください。【写真右中・右下】
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監視社会がつくられる「共謀罪」
◆戦前の治安維持法と同じ「共謀罪」法案が衆議院法務委員会で強行採決された19日、新聞記者が工事用ゲート前で座り込みをしている私たちにコメントを求めてきました。
◆6月15日、参議院本会議で、「共謀罪」は、異例なやり方で可決成立しました。首長として真っ先に声をあげた中川智子宝塚市長の声かけで、私は、駆けつけた阪神間の超党派の議員やママの会のメンバーとともに抗議の声明を出しました。【写真右 於:宝塚市役所】 |
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第2回ビッグイシュー読者交流会のご案内
皆さん!駅頭で見かけたことありませんか。雑誌『ビッグイシュー日本版』の販売者さん。駅頭で立ち続け一冊350円の雑誌を販売しています。そのうち180円が販売者さんの収益になります。雑誌の内容もさることながら、彼らはこの販売活動を通して自立に向けて頑張っています。3月末に、販売者さんや『ビッグイシュー日本』のスタッフ、そしてこの雑誌を通じてつながった読者の皆さんとの交流会が開かれました。たくさんの読者に参加いただき、良い交流ができました。第2回交流会を下記の日程で開催します。どなたでもご参加を!お待ちしています。
●日 時 8月30日(水)18:00~
●場 所 三宮勤労会館403号室
●参加費 500円 (お茶・お菓子付き)
【地域発信】「安心ネット」で老後に安心と笑顔を
第2回「安心と笑顔の社会保障ネットワーク」総会&講演会
●日 時 10月22日(日)13:30~16:00
●場 所 勤労会館308号室
●参加費 500円(資料代)
●内 容 第1部 講演「(仮)ストップ!医療・介護の切り捨て」
講師 本田 宏さん(外科医師)
第2部 総会 |
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介護の社会化を謳ってスタートした介護保険が一昨年4月大きく見直されました。高い介護保険料を払っているのに介護サービスを受けられない・・・こんな状況が作られようとしています。介護保険の制度は国、実際に運用するのは保険者の自治体。改善を求めていこうと、昨年の10月、『安心と笑顔の社会保障ネットワーク』を立ち上げました。
議会でも介護保険の質疑を続けてきましたが、今回の改悪をもっともっと市民の皆さんに知ってもらおうと、介護保険の出前講座や街頭行動での訴えを続けています。【写真:JR明石駅前】
ぜひ、出前講座にお呼びください。喜んでお伺いします。
また、この4月から要支援1・2の通所・訪問介護サービスの総合事業への移行が始まっていますが、その現状・問題点を把握しようと、現在、事業所等を対象としたアンケート調査の準備をしています。
高齢者や障がい者、子ども、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー
ご紹介します!20「たんぽぽカフェ」
第5回は、角田(すみだ) 学さん(生活クラブ生活協同組合都市生活 専務理事)の「原発にたよらず暮らしたい」のお話を聴きました。一日も早く原発を無くし、それに代わるエネルギーを求めて活動されている話や、原発にたよらないで良い方法、切り替え方等、具体的な手続きについても話していただきました。既に大阪ガスやコープに切り替えている人も参加されており、話が盛り上がりました。
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第6回「たんぽぽカフェ」
●日 時10月1日(日)14:00~16:00
●場 所 ろっこう医療生協六甲道組合員センター
●内 容「(仮)子どもたちの“今”
●話す人 小林るみ子(神戸市会議員)
●参加費300円(資料・お茶代)
*申込みは必要ありません。 |
【倶楽部発信】お 知 ら せ
◆総会&懇親会に、たくさんの方にご参加いただきました。
今年は、リニューアルした『原田の森ギャラリー』で行いました。第1部は、新社会党兵庫県本部委員長のあわはら富夫市会議員、ろっこう医療生協理事長の村上正治さん、新社会党灘総支部委員長の金丸正樹さん等の来賓の挨拶に続き、小林るみ子の市政報告&挨拶。第2部は、望月一郎さんや森真姫さんの歌、ろっこう医療生協フラダンスサークル「レインボーフラダンス有志の踊りで盛り上がり、最後には、恒例のお楽しみ抽選会。
午後のひととき、参加者は楽しく交流ができました。
◆秋のリサイクルバザーに、ご協力ください
たんぽぽ事務所でのリサイクルバザーも定着し、購入される人も品物を提供いただく人もお手伝いに来ていただく人も年々増えています。秋のリサイクルバザーは下記の日程で行います。ご協力宜しくお願いします。
★日時 9月18日(休)10:00~16:00
★場所 たんぽぽ倶楽部
*提供品の受け付けは、9月11日からです。お問い合わせは、℡078-802-1125です。
◆たんぽぽ事務所を使ってください ! 地域の”居場所“です
今、たんぽぽ事務所は、手芸教室や会議等に使われていますが、地域の“居場所”としてもっと活用してください(無料)。事務所内には、身体や環境に優しい石けん(固形石けん・石けん歯磨き
粉石けん)や化粧品、『介護保険のあらまし』『障がい者福祉のあらまし』『ママフレ』『なだパパマママップ』等、暮らしに役立つ冊子や資料を置いています。また、事務所前では、時折、廃材を使った工作教室が開かれています。ぜひお立ち寄りください。
◆介護・子育て・労働・くらしの相談
★電 話での相談 ℡078-802-1125(事務所)
★事務所での相談 毎月第2土曜日午前10時~12時
ご注意 事務所での相談日を第1土曜日から第2土曜日に変更しています。
なお、都合により不在の時もあります。ご了解下さい。
編 集 後 記
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■震災から22年、一定の目途がついたとして、神戸市は、神戸空港売却、三宮駅前再整備計画等の第2のステージに踏み出そうとしています。
しかし、今尚、震災障がい者、借り上げ住宅、震災アスベスト等、課題が残されています。決して震災は終わってはいません。この秋、10月8日告示、10月22日投票で神戸市長選挙が行われます。皆さんの賢明なご判断をいただきたいと思います。
■新社会党灘総支部は、「平和まつりinなだ」を開催します。
11月23日(休)12:00~
(於:神戸学生青年センター/阪急六甲駅北5分)です。
後日、たんぽぽ事務所前にご案内を貼付させていただきます。
どなたでもご参加ください。
■ことのほか暑い夏、水分補給を小まめにし、元気に夏を乗りきってください。(小林るみ子) |
ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/」
もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。
ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。
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