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2014.12月号

   

ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/

もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。

ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。

 

来年は、震災・非核神戸方式・戦災の、それぞれの節目の年になります。この年に、私たちは、あらためて“いのち”の大切さを考え、”平和“の尊さを考える機会を得ます。

しかし、国は、それとは全く反対の方向に今、進もうとしています。今回の選挙結果は、ご存知のように安倍自民党政権が大きく議席を伸ばしました。この国民の選択は、残念ながら「自分で自分の首を絞める」ことにつながっていきます。安倍政権は、国民の“信”を得たとし、我が物顔に普天間基地移設をはじめ、原発再稼働、集団的自衛権行使、消費税率引き上げ等々を乗り切ってきます。私たちの力不足で「小選挙区制度」を許してしまったことが今更ながら悔やまれてなりません。

しかし、諦めるわけにはいきません。あるだけの力を振り絞って、この危険な流れを止めていかなければなりません。まずは、統一地方選挙です。大変厳しい情勢のなか、小さな一議席ですが、“希望”を持って4期目を目指します。皆さんの今まで以上のご支援を宜しくお願い致します。

                                 

神戸市会議員 小林るみ子

 



【議会発信】第3回定例会で代表質疑をしました


【小林】

認知症高齢者の老後、障がい者の親亡き後対策として、グループホームは大変重要視され、設置数が伸びてきましたが、火災事故を機に、建築基準法や安全条例等々で多くの規制がなされる中、この間、設置が伸び悩んできました。しかし、障がい者団体の粘り強い働きかけのなか、神戸市の前向きな取り組み、更には国の動きもあり、かなり緩やかな対応に変わってきたことで、一戸建てのグループホームの設置が容易になってきました。嬉しいことです。その一方、1996年の『公営住宅法』改正を機に、神戸市や兵庫県は、この間、市営・県営住宅の一角を活用してのグループホーム設置を進めています。現在、市営住宅は、5カ所12住居28人 県営住宅は、7カ所16住居42人。しかし、今回、あらたな市営住宅を活用しての設置に対して「停廃を求める」陳情が住民から出されました。今後、神戸市としては、「すべての障害者が他の者と平等の選択の機会をもって地域社会で生活する平等の権利を認める」とうたわれている『障害者権利条約(第十九条)』のもと、一層の努力が求められてきます。

 

そこで、質疑しますが、今後、自治会(役員・住民)等への説明会において、住民の理解を得るためには、(兵庫県のやり方のように)障がい者団体決定後いっしょに住民説明会をすすめるべきだと考えるがどうか。

 

【神戸市】

基本的には市が責任をもってやるべきだ。兵庫県のやり方もあるが、住民に理解してもらいやすい方法をこれからもとっていきたいし、知的障がい者施設連盟等から説明いただくことも考えていきたい。  

 

【小林】

東日本大震災から3年半を経ました。復興が遅々として進んでいない状況があるなか、今尚、神戸市内には、8月末現在、119世帯、子ども66人を含む285人の方が避難されています。長引く避難生活で、経済的にも精神的にも多くの課題を抱えつつ不安定な日々をおくられているのが現状です。その避難者のうち、61世帯144人は、応急仮設住宅として無償提供の公営住宅に居住しています。しかし、毎年この時期になると、「次年度も引き続き公営住宅に居住できるのだろうか」と不安の声が寄せられます。この間、神戸市は、被災自治体の要請を受け、『災害救助法』『特措法』のもと、入居期間の1年延長を繰り返してきました。ようやく先日、1年延長が発表され、避難者はとりあえず安堵したものの、避難者にとって1年ごとの(単年度ごとの)更新では、仕事や子どもの学校のことで見通しが立てられない、いつまでたっても不安定な日々を強いられます。

そこで、質疑しますが、県内避難者が安定した住宅が確保されるまで、現在の住宅に継続して住めるように『災害救助法』改正を国に要望することも含め、受け入れ自治体として支援するべきだと考えるがどうか。

 

【神戸市】

 最初の2年は『災害救助法』のもと、3年目以降は『特措法』にもとづき延長してきた。手続きは被災県の要請を受けて延長することになっている。基本は、現行の枠組みの中で、被災地の自治体の判断で1年ごとに延長される仕組みが適当だと考えている。

 

【議会発信】第3回定例会の局別審査から

 

決算特別委員会では、3つの分科会に分かれて連日局別の審査(質疑)が行われます。今回、私は第2分科会に所属しました。以下、その質疑の概要です。

【環境局】

●多井畑西地区等の市街化区域での里山  

保全について

●神戸市環境局職員のアスベスト被害の  

健康調査について

【保健福祉局】

●C型肝炎患者の早期発見・早期治   

療のための個別勧奨実施について

●『資源物持ち去り禁止条例』施行後の対応について

【建設局】

●土砂災害・水害・津波災害のハザードマップの利用・活用について

●ハザードマップの作成過程における市民意見の反映について

【交通局】

●神戸市の「ノーマイカーデー」の突然の廃止について

●高齢者の外出支援について

・コミュニティバスの普及

・昼間時間帯のバス増便【新在家南町~六甲道駅】

 ・乗り継ぎ割引制度の周知と改善

【水道局】

●水道事業における人材育成・技術継承について

●水道料金見直しについて

 ・節水が報われる水道料金体系の見直し

 ・転出入時における水道料金ダブル徴収について

 


高齢者や障がい者、子ども、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー

今回の「ご紹介します!」は、灘区の摩耶海岸通の復興住宅、HAT神戸灘の浜4号館の集会所で、毎月第1火曜日11:30~地域のボランティアの皆さんが取り組んでいる『今日はカレーの日です』。

復興住宅は高齢化が深刻な問題です。住民が集まる“場”があればつながりができます。ここは、そのような“場”で、カレーの日に、地域の方が集まってきます。カレーも手作りでとても美味しいのですが、たくさんの人とおしゃべりしながら食べると、もっと美味しくなります。私も時折訪ねて一皿250円のカレーをいただくことがあります。少し遅れると「売り切れ御免!」で外れることもありますが、何よりもおしゃべりしながらカレーを食べるのがとても楽しみです。

 

 


【議会発信】第4回定例会で一般質問しました

◆不妊治療に対する特定治療費助成について

◆「ひとり親」家庭について

 

 

【小林】「ひとり親」家庭は、近年増加しており、母子・父子、離婚・死別、親と同居・別居、非正規社員・正規社員、持ち家・借家・公営住宅によって、置かれている状況は様々です。そのために、「ひとり親家庭は・・・」とひとくくりできるものではありませんが、総じて「どんなに懸命に働いても食べるだけで精いっぱい、とても子どもの“教育”までには」というのが多くの「ひとり親」家庭の現状だと言えます。

今、神戸市は、「ひとり親」家庭の子どもを対象に学習支援を行っています。しかし、このような対処療法的な支援策では根本的な解決には至りません。その他にも「ひとり親」家庭への支援策は数多くありますが、周知の問題もあって、決して十分に機能しているとは言えません。また、就労面においても、非正規問題をはじめ、男女の賃金格差、今尚残る性別役割分業が根底に横たわっているなかで、これらの課題を解決しない限り、「ひとり親」家庭の、とりわけ母子家庭の多くは、低賃金で不安定な非正規社員の働き方を選ばざるを得ません。

そこで質疑しますが、「ひとり親」家庭への支援策が、それぞれ、どれほどの効果が上がっているのかの検証と、「ひとり親」家庭でも、心豊かに子育てができるような支援計画を立て、実効性のある支援に取り組むべきではないかと考えるがどうか。

 

【市長】「ひとり親」家庭の実態調査にもとづく検証を実施し、来年度改定の『神戸っ子すこやかプラン』及び自立促進計画に盛り込む予定。

【小林】このたび「ひとり親」家庭応援ハンドブックができましたが、その内容については、父子家庭に福祉パスが交付されていない事や非婚・未婚者には寡婦控除がなされていない事等の不公平な課題が残っています。父子家庭への福祉パス交付や「みなし控除」の適用を図るべきだと思うがどうか。

【市長】寡婦控除については、国で判断するべきものだが、事柄によっては、自治体が独自に判断しても違法ではないわけで、寡婦控除の「みなし控除」適用については、国の制度改正がなされるまで、神戸市としては議会の意見や他都市の状況を踏まえて検討させていただきたい。

 

公開講座「どうなる介護保険制度の見直し?」

介護保険の見直しが来年度から始まります。制度がどのように変わるのか、安心していつでも介護を受けられるのか、そんな不安を多くの人が抱いています。

11月27日、新社会党神戸市会議員団主催で、神戸市の『出前トーク』を利用し、公開講座を開きました。当日、介護者、高齢者、介護職員、ケアマネージャー、事業者等々、多くの関心のある方の参加のもと、神戸市の介護保険課の職員の話を聞き、積極的な質問も出されました。

現在、すべての区で、神戸市主催の介護保険についての説明会が開かれています。ちなみに、灘区は、2015年1月10日(土)14時~15時半(於:六甲道勤労市民センター)です。ぜひ、申込んでください。

【申込み先:総合コールセンター℡078-333-3330

(8時~21時)先着順。2015年1月8日迄】


【地域発信】年金・介護・子育て等々、連続学習会



◆年金・医療・介護の分野での社会保障制度の改悪は高齢者に大きな影響が出てきています。無年金者や低年金者が増えており、それは生活保護受給者増につながっています。◆超高齢社会、介護サービスの給付費が膨らみ続けることから「要支援1・2」の高齢者を介護保険の対象から外し、地方自治体に委ねようとしています。◆母子・父子家庭、いわゆる「ひとり親」家庭が急増しています。それなりの支援施策はありますが、一生懸命働いても尚、生活は厳しいという実態があります。◆障がいのある人もない人も混ざり合って学び、働き、暮らすことを願っています。しかし、世の中が厳しくなればなるほど、その矛先が、障がい者に向けられていきます。◆子どもの貧困率は16.3%。6人のうち一人が経済的に苦しい状況に置かれており、就学援助の子どもの増加に表れています。このような経済的貧困のみならず“つながり”の貧困問題もあります。

 8月~9月にかけて、灘区民ホールにおいて、「年金」「介護」「ひとり親」「障がい」「子どもの貧困」の5つのテーマについて講師の方々のお話を聞きました。また、参加者からも意見が出され、多くのことを学ぶことができました。今後の取り組みに生かしていきます。

 

【倶楽部発信】お 知 ら せ

◆秋のリサイクルバザー、ご協力ありがとうございました

恒例のリサイクルバザーでは、毎回、品物提供も多くなり、大変喜んでいます。また、当日も、たくさんの方の参加で、今回も、売上金の一部を東北の支援活動を行っている団体にカンパさせていただきました。

今回のカンパ先は、神戸市内のNPO法人『市民活動センター神戸』の「選べる!福島応援寄付」による(東日本大震災と原発事故からの復興に取り組む)福島県の5つの市民活動団体です。その中の一つ、若者による舞台活動などで地域を活性化する『ふくしま新文化創造委員会』に送らせていただきました。

 

*お詫び 来春のリサイクルバザーは、統一地方選挙のため、中止させていただきます。


 

介護・子育て・労働・くらしの相談

尚、都合により不在の時もあります。ご了承下さい。  

 

 

◆黄色いボードに赤いシールを!

毎月やってきた街頭での議会報告。

今、「皆さんが“神戸市に望むこと”に1枚赤いシールを貼ってください」

と呼びかけています。

また、水道筋の事務所前にも、ボードを置いています。

お買い物がてらぜひお立ち寄りいただき、

赤いシールをポンと貼ってください。

 

 

 

◆皆さんに三つのお願い!

 一つめは、皆さんの周りの方に小林を口コミで紹介してください。

二つめは、お知り合いの方をお一人でもお二人でも小林にご紹介ください。

*ご紹介はがきを同封しています。

三つめは、皆さんの周りの小さな集まりから大きな集まりまで小林をお誘いください。

 


編  集  後  記

◆早いもので、2014年も終わろうとしています。今年は、本当に災害の多い年でした。多くの尊い命が奪われた広島の土砂災害の山々は花崗岩まさ土でできています。六甲山も同じような地質であることから多くの皆さんから不安の声が寄せられています。異常気象が続く昨今、神戸市も、地震・津波対策のみならず、早急に土砂災害の対策にも力を入れる必要があります。毎年、全戸に配布されている広報・防災特別号『くらしの防災ガイド(保存版)』ご存知ですか。一度広げていただき、皆さんのお住まいや避難所等の確認をお願いします。今、神戸市に地域ごとの説明会開催をも求めています。

◆課題の多い神戸市政ですが、まだまだやらなければならないこと、もっともっとやりたいことがあります。来春4月3日告示12日投票の統一地方選挙。ぜひ皆さん!引き続き活動の場を作っていただきますように宜しくお願いします。パワー全開です。(小林るみ子)

 

   

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