10月6日「平和まつりinなだ」では、300人を超える方にご参加いただきました。灘区民ホール1階では、沖縄の映画上映会・原爆のパネル展・平和マップを歩こう会のパンフレット展等々の企画。5階では全日本おばちゃん党の谷口真由美さんの講演をはじめ、福祉作業所ボレロの大正琴演奏、朝鮮高級学校吹奏楽部の演奏と盛りだくさんの企画でした。秋の一日、平和や人権について考える機会となりました。
【写真:朝鮮高級学校の生徒さんやボレロのメンバーと】
【議会発信】9月議会 代表質疑から
1、 性的マイノリティ・LGBTの支援について
「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり“生産性”がないのです。そこに税金を投入することが果たして良いのかどうか」という国会議員の寄稿に今、批判が高まっています。この寄稿は、直接的にはLGBTを対象にしたものですが、子どもを産みたくても産めない人をはじめ、様々なハンディをもつ人を排斥する思想につながるものです。そもそも人を“生産性”のものさしではかること自体が許されることではありません。
そこで質疑しますが、このことを市長はどのようにお考えでしょうか、ご見解を伺います。
現在は、様々な価値観で様々な生き方を選択する多様性社会です。生きづらさを抱えているLGBTの皆さんに寄り添う取り組みが既に全国の自治体で進められています。把握しているだけでも、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市等、9自治体、主に東日本です。西日本では、近隣の宝塚市が、啓発用のリーフレットの作成、職員研修、出前講座、講師派遣事業、当事者による電話相談窓口等に取り組んでいます。
そこで質疑しますが、神戸市は、多様な価値観を認めてきた国際都市です。LGBTの人にとって、住みやすい街であってほしいと考えますが、ご見解を伺います。
【副市長】発言に様々な批判が起きていることについて、市としてコメントすることは差し控えたい。LGBT支援については、市は、基本計画の中で啓発冊子や研修などで取り組みを進めている。
【小林】なぜコメントを差し控えるのか。市長はどのように考えるか。
【市長】新聞などに採りあげられるたびにいちいち自分の心証を形成しなければならないとは思わない。私の限られた能力は、市政の課題にささげるべきだと考える。
【小林】市政の根本に関わるテーマだと思っている。残念だ。東京都議会では、オリンピック・パラリンピックを前に、ヘイトスピーチの規制・LGBTへの差別禁止を謳った「人権条例案」が提案されている。神戸でも、来年、ラグビーワールドカップ2019があるが、神戸をLGBTの人にとって、住みやすい、観光しやすい街にするために、もう一歩踏み出して取り組んでいただきたい。
2.児童館の体制整備について
昨年5月、神戸市内の児童館で、職員がバッドで殴打され、後遺症が残っただけでなく、仕事をも失う事件が起きました。この事件の背景には、様々な課題あります。
一つは、指定管理者の制度そのものが抱える問題です。被害者は、加害児童が通う学校や設置管理者である神戸市に面談を求めましたが、学校は在校児童に対する指導の範囲外で発生したという理由で、設置管理者である神戸市は児童館の被雇用者に会う立場ではないという理由で面談しませんでした。責任の回避、責任の分散になり、その谷間に陥った事件ではないかと考えます。
そこで、質疑しますが、神戸市は、施設の設置者である以上、神戸市が責任をもって対応するべきものだと考えますが、ご見解をお伺いします。
二つは、児童館の危機管理マニュアルについてです。副市長は、6月議会で『神戸市児童館活動の手引き』の中の安全・危機管理という章で定めているという答弁をされました。しかし、手引きは、一貫して児童を対象としており
、 そこで働く職員のことについては一切触れられていません。
そこで、質疑しますが、『神戸市児童館活動の手引き』は、職員に対する安全管理・事故対応の観点が不十分と考えますが、ご見解をお伺いします。
【副市長】指定管理業務が適切に履行されるよう、必要に応じて指導監督することが市の責務だ。今回の事例は、指定管理者を通じ、事故後の対応や職員の配置状況など確認したところ、問題がなかったことを確認しており、市としての責務は果たしている。職員の安全管理については、指定管理者に対し、関係法令を遵守するよう協定書中に規定している。
【小林】全国の保育・教育現場で、教員や職員が被害になっているケースが相次いでおり、今後は、教員も職員も守る立場で臨むことを強く要望する。
【議会発信】9月議会 代表質疑から
3、土砂災害対策について
23年前の阪神淡路大震災を機に、被災者自ら公的支援を求め、成立した市民=議員立法「被災者生活再建支援法」が、今回、適用されました。しかし、対象は、全壊と大規模半壊で、それ以外の半壊、並びに一部損壊等は支援の対象にはなっていません。神戸市独自の支援は評価できますが、災害が頻繫に続く昨今、国への法改正・充実に更なる働きかけをするべきだと考えます。2014年8月に発生した広島土砂災害は、「花崗岩まさ土」「集中豪雨」「イエローゾーン内の開発」等が甚大な被害の要因になったと聞きます。
そこで、質疑しますが、六甲山は、広島以上に危険な状況にあると言われています。六甲山麓での宅地開発の規制制限を強化するべきではないかと考えますが、ご見解をお伺いします。
【写真:神戸市との懇談】
【副市長】これまでもイエローゾーンやレッドゾーン内で、事業者から開発行為の相談があった場合は、災害の危険性について注意喚起や開発計画の見直しを行なうなど、丁寧に情報提供や指導をしてきた。尚、今までのところレッドゾーンでの開発許可は行っていない。
【小林】篠原台での住民説明会で、住民から「なぜ神戸市は開発許可をしたのか」との怒りの声があった。危険な側面を持つ六甲山は、更に厳しい開発規制が必要だ。緊急避難所のことだが、王子スポーツセンターの避難者は駐車料金を徴収された。その後、特例措置として料金は返還されたが、神戸市と緊急避難所になっている指定管理者との間でどんな取決めになっていたのか。ペット同行避難で混乱が避けられなかった。ペット避難対策で方向性を示す必要があるのではないか。
【副市長】駐車場の取り扱いは、今回の事象も踏まえ、今後、検討していく。ペットの取り扱いは、一律に決めることは困難で、避難者の総意に委ねて決定されることだが、行政としては、ルール作りにおいて、問題が発生した場合の支援について努めていきたい。
【小林】駐車場は、緊急避難所に指定されている以上、無料にするべきだ。ペット避難については、ルールを決めている自治体も多い。神戸市としても、受け入れルールを作っていただきたい。
局別審査
【環境局】
●神戸沖埋め立て処分場の現状・今後について
●プラスティック海洋ゴミについて
・発生抑制・削減の更なる強化を
・「海洋プラスティック憲章」署名の国への働きかけを
●「神戸製鋼石炭火力発電所建設・稼働は、CO2削減の流れに逆行するもの。
市民の健康を守る立場として態度表明を【意見】
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【保健福祉局】
●「アスベストばく露者の健康管理に係る試行調査」の現状と問題点について
●重度障がい者ケアについて
・重度障がい者24時間ケアの申し入れのその後について
・病院等でも認められるようになったヘルパー利用に柔軟な対応を
【建設局】
●灘区における踏切事故での道路管理者・神戸市の対策について
●児童・生徒の通学途中の安全点検について(ブロック塀・道路標識)
【水道局】
●安定的な給水が維持できなくなる水道事業の民営化の動きについて
●マイクロプラスティック汚染の疑いのある水道水の検査を
【交通局】
●市バスと地域コミュニティバスとの共存共栄について
●ヘルプマーク【写真】の周知・啓発を
・市バスや市営地下鉄の利用者に対して積極的な周知・啓発を
・市営地下鉄の駅でも配布を
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地域発信『安心と笑顔の社会保障ネットワーク』総会
闘いなくして老後の安心なし・・・・
2016年10月「安心と笑顔の社会保障ネットワーク」を立ち上げました。格差貧困社会。「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と謳われている憲法第25条生存権が、今程脅かされている時はありません。2000年にスタートした介護保険が20年も経たぬうちに制度が崩壊しようとしています。この間、軍事費増大の一方で、社会保障費が次々と削減されてきました。来春の統一地方選挙、来夏の参議院選挙までは、比較的抑え気味に、それ以降は、後期高齢者窓口負担2割、消費税率1割・・・介護サービス利用料もやがては一律2割にと言われています。まさに医療も介護もお金次第と言う状況が作られようとしています。
10月28日、『安心と笑顔の社会保障ネットワーク』総会&講演が開催されました。講師は、お馴染みの日下部雅喜さん(大阪社保協)。この間の見直しについて、分かりやすく話していただきました【写真】。あらためて、介護保険料を払いながら十分なサービスを受けられない受けられなくなる・・・まさに介護保険は国家的詐欺ではないかと思いました。
この間、介護心中・介護殺人のニュースが続きます。心が痛みます。介護保険が充分に機能していないことの現れです。いつでもどこでも安心して介護を受けることができる、託すことができる介護保険に改善していく必要があります。今後も、議会で介護・医療分野の課題に取り組みつつ、地域では、出前講座・街頭行動など『安心と笑顔の社会保障ネットワーク』の運動に力を入れます。
*『安心と笑顔の社会保障ネットワーク』についての問い合わせは、
高齢者や障がい者、子ども、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー
ご案内します!⑱「第10回たんぽぽカフェ」
『第10回たんぽぽカフェ』は、「ケアマネージャーからみた介護保険」について学びたいと思います。今回の介護保険の見直しで、介護サービス利用料が引き上げられたり、要支援1・2の通所・訪問介護の総合事業への移行で、そのしわ寄せが、利用者はもちろん、ケアマネージャーにもかかってきています。皆さんの自立した生活を願い、日々、仕事に専念されているケアマネージャーさんのお話を聞き、皆さんと一緒に「介護」について考えてみたいと思います。どなたでもご参加ください。
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●日 時 2019年1月20日(日)14:00~16:00
●場 所
ろっこう医療生活協同組合六甲道組合員センター【左図】
●内 容 「ケアマネージャーからみた介護保険
●話す人 福永 美幸さん
(ろっこう医療生活協同組合相談室主任・ケアマネージャー)
●参加費 500円 (資料・お茶代)
【上写真:第9回たんぽぽカフェ】
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【地域発信】声をあげよう!二つの署名運動展開中
何人もの人の命が奪われた 踏み切り対策に力を!
今年の9月、阪急の踏切で、電動車いすに乗っていた73歳の男性が亡くなりました。お悔やみ申し上げます。灘区内は、JRは高架になりましたが、阪急電車は、8カ所の踏切があります。幼い子どもから高齢の方まで。何人もの人が亡くなった踏み切りです。このままで良いのでしょうか。また同じことが繰り返されていきます。
9月議会で、踏切事故について質問しました。神戸市は、「警察、阪急電鉄、道路管理者で検討会を持った。ハード面での対策として行うことはないが、啓発チラシを配布する、注意喚起の看板を設置する等々で対応していきたい」という答弁でした。しかし、それで納得できるものではありません。
今、少しでもできることからと、ろっこう医療生活協同組合を事務局に、(株)阪急電鉄に対して「障害物探知装置を死角のないものに更新してください」等、ハード面での改善を求める申し入れの署名運動が始まっています(2018年末まで)。署名用紙を同封させていただきました。
署名用紙は、踏切周辺の店舗に、また「たんぽぽ倶楽部」前にも置いています【写真】。
75歳以上の医療費負担1割から2割への負担増に反対しよう!
現在、75歳以上の後期高齢者の医療費窓口負担は、原則1割負担です。ところが、国では、74歳の人が75歳になる2019年度のタイミングで医療費の自己負担を2割に引き上げれば、2割負担のまま後期高齢者医療制度に移ることになるとして、現在、準備中です。これ以上、負担が増えれば、医療機関にかかることを控えざるを得ません。今、署名運動が始まっています(2019年3月末まで)。署名用紙を同封させていただきました。署名用紙は、ろっこう医療生活協同組合各診療所や「たんぽぽ倶楽部」前にも置いています【写真】。
2019年社会保障制度学習会「どうなる医療・介護保険」
●2月16日(土)14時~16時(於:灘区民ホール1階)
●2月17日(日)14時~16時(於:神戸市勤労会館404号室)
●3月1日(金)14時~16時(於:東灘区民センター会議室1)
*ご都合の良い日に、ご都合の良い場所にお出かけください。
尚、参加費は無料です。
【問い合わせ先】
ろっこう医療生活協同組合(℡078-802-3424)
安心と笑顔の社会保障ネットワーク(℡078-361-3655)
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お 知 ら せ
◆秋のリサイクルバザー、ご協力ありがとうございました。
たくさんの品物の提供、当日のご協力、ありがとうございました。おかげさまで無事に終えることができました。収益金は、『安心と笑顔の社会保障ネットワーク』の活動資金にカンパさせていただきました。
尚、恒例の春のリサイクルバザーは、4月7日投票の統一自治体選挙のため、中止させていただきます。ご了承ください。
◆たんぽぽ倶楽部は、今・・・
「たんぽぽ倶楽部」では、お茶も飲めます♪トイレもあります♪貸し代は無料です♪ご自由にお使いください。今は・・・ポジャギサークル、まなぶの会、たんぽぽ運営委員会のほかに、10月から事務所デビューの植田あや子さんの指ヨガや「たんぽぽかふぇ」絵本の読み聞かせグループのミーティングにも使われています。また、水道筋の人気者“工作おじさん”こと青栁正さんの工作コーナーなど、「たんぽぽ倶楽部」は、皆さんの居場所になっています。ご利用ください。お立ち寄りください。
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①選挙本番直前まで貼付できる
ポスター【写真】を貼ってください。
皆さんの或いはお知り合いの方の
自宅・店舗・駐車場にポスターを貼ってください。
お声かけいただければ、お持ちします。
水道筋の「たんぽぽ倶楽部」にも置いています。
お立ち寄りください。
事務所(℡078-802-1125)
②お知り合いの方をご紹介ください。
小林の選挙版リーフレットを同封しました。
ご一読ください。
また、リーフレットの中の返信用ハガキで
お知り合いの方を一人でも二人でもご紹介ください。
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◆介護・子育て・労働・くらしの相談
★事務所(℡078-802-1125)での相談 随時
編 集 後 記
◆2018年も終わりに近づきました。
「年々、年を重ねるのが早まるような気がするね」と、誰もが言います。
本当にそう思います。いよいよ2019年。4年に一回、私が試される年です。統一自治体選挙です。16年間、請願・陳情・申し入れ・傍聴、出前講座・街頭行動・署名活動、カンパ金・バザー品の提供等々、様々な形の皆さんのご協力・ご支援で議員活動にじっくり取り組んできました。感謝の気持ちでいっぱいです。次の4年間をぜひ!バトンタッチの“期”に、集大成の“期”にしていただければと思います。イノシシ年。猪突猛進で頑張ります。(小林るみ子)
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ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/」
もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。
ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。
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