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2016.4月号

 

3月21日、神戸芸術センターにおいて開催された「落合恵子講演会」。1250人の参加で会場が満席に。原発避難者、安保関連法に反対するママたち、非正規労働者ユニオンの若者、安保関連法に反対するシールズの仲間、福島の医療生協理事、そして落合恵子さん。今、抱える様々な課題が凝縮されたステージに。ゲストにそれぞれの思いを語っていただき、参加者は皆な心が熱くなりました。
この怒りをこの勢いをバネに、5月3日(14時~於:東遊園地)の憲法集会へ、

夏の参議院選挙へとステップ、ジャンプ!

 

 

【議会発信】予算特別委員会総括質疑から

 

1、中学校給食のあり方について
【小林】昨秋の異物混入事故発覚後、「中学校給食の検証・検討に関する有識者会議」が設置され、現在、議論が続けられています。第3回「有識者会議」を傍聴しましたが、「はじめにデリバリー方式ありき」で、衛生面と事業者選定の2つの柱を中心に議論が進められ、この間の喫食率の低下については、一切触れられませんでした。
今回の事故を機に、喫食率低下という中学校給食の根本的な課題について、検証・検討を行うべきではないか。


【教育長】給食の早期再開の要望を踏まえ、改善策を検討していく必要がある。有識者会議においても、デリバリー方式を前提に業者選定方法等の見直し検討を進めている。喫食率は、今後も試食会開催等でより充実した給食を実現できるようにしたい。
【小林】傍聴した「有識者会議」で、事業者の参加資格の要件緩和をという意見もあったが、そうなれば、また同様のことを繰り返しかねない。また、今の喫食率は30%台に減っている。傍聴した保護者から「時間をかけてでも良いものを」「自校方式がベストだが、親子方式も良い」「一斉にやることは不可能、できるところからできるやり方で」という声があった。大阪市は、「冷たい」「食べ残しが多い」という理由から現在、6年間かけてデリバリー方式から自校方式・親子方式に順次変えつつある。例えば灘区内の全中学校は、800㎞圏内に小学校があり、親子方式は可能だ。いったん、現在のデリバリー方式を白紙に戻してはどうか。
【教育長】喫食率向上については今後工夫をしていきたい。「できるところから」とおっしゃったが地域内で異なる方式の採用が良いのかどうか慎重に検討しなければならない。


2、成年後見制度について
【小林】「成年後見制度」は、認知症や知的障がい・精神障がい等により判断能力が不十分な人を保護・支援する制度で、「介護保険」とともに高齢社会を支える両輪として2000年にスタートしました。「成年後見制度」の利用は、年々、需要が増加しているにもかかわらず、十分に利用が進んでいないという課題があります。
利用促進に向けた法律制定の国の動きもある中で、神戸市としても、介護保険見直しと同時に成年後見制度を誰もがもっと利用しやすい制度にしていくべきではないか。 

       
【市長】
市長申立てを行った方のうち、生活保護受給者相当の方に対しては申し立て費用と後見人報酬の助成を行っている。他にも、市民後見人の育成や市民向けセミナー等の開催、「成年後見支援センター」に繋ぐ支援も行っている。
【小林】現場から「利用しにくい」「ハードルが高い」の声がある。窓口が分からない、手続きが煩雑、費用負担が大きい等がその理由。周知徹底、手続きの簡素化に加え、助成の増額で対象者の拡充を!

 

 

★「市民後見人」候補者登録証取得しました!


神戸市社会福祉協議会が取り組んでいる「市民後見人養成講座」を受講し、「市民後見人」の登録をしました。認知症や障がいのある方の成年後見制度利用の需要がますます高まっている中、神戸市社会福祉協議会のバックアップのもと「市民後見人」としてボチボチですが、皆さんへの直接の支援ができればと思っています。
(小林るみ子)

 


 

【議会発信】予算特別委員会局別審査から

【環境局】
①世界的な流れに逆行する神戸製鋼石炭火力発電所計画の市民への周知について
②2027年に満杯になるごみの最終処分場への埋め立てのその後の対策について
【水道局】
①50歳以上の熟練職員が全体の約4割、40歳以上が全体の約8割を占めている現在、今後の技術継承について
②福井原発群の事故で琵琶湖が汚染された場合、琵琶湖の水に依存している神戸市としての対策について
【保健福祉局】
①六甲山頂に居住する単身高齢者が介護サービスを受けられない・・・この問題を通しての“介護難民”への対策について
②障がい者雇用促進に重要な役割を持つ「特例子会社制度」、そのあり方の改善について
【建設局】
①土砂災害対策でのイエローゾーン・レッドゾーン指定について
・六甲山系における満杯状態の砂防堰堤対策について・都賀川の親水公園の安全対策について
②身体・知的・視覚・聴覚にハンディのある人を対象に開催された「防災訓練」への建設事務所職員の同行の必要性について
【交通局】
①バスの運転士の労働環境(労働条件・健康管理等)の改善について
②超高齢社会、バスの低床化等のハード面でのバリアフリー化に加え、運転士の介護の知識や技術の習得、実践等、ソフト面でのバリアフリー化の必要性について

 


 

 


阪神淡路大震災から21年。神戸市は、今年度予算で、ポスト阪神淡路大震災を掲げましたが、今尚多くの課題が残ったままです。その一つが借り上げ住宅返還問題。当時、復興住宅が不足する中、UR(旧公団)や民間住宅を借りて災害復興住宅にしました。そこにたまたま入居した被災者に20年という契約期間(それも曖昧なまま)が来たからと言う理由で、兵庫県や神戸市は今、居住者を年齢、障がいの有無等で分断し、転居を求めてきました。居住者は高齢者。また転居することは命を縮めることにもつながりかねません。

 


神戸市は、このたび、契約期間を知らされていなかった居住者を含む3世帯を市長専決処分で提訴しました。被災者を市民を提訴する・・・許されることではありません。あくまでも話し合いで解決すべき課題です。
この問題は、東日本大震災の被災地でも、同様のことが起きてきます。また、災害大国日本、私たちの課題でもあります。ぜひ、居住者に寄り添ってください。現在、署名活動に取り組んでいます。ぜひお力をお貸しください。署名用紙は、たんぽぽ倶楽部にあります。【写真:兵庫区キャナルタウン前】

 

 

 

 

【議会発信】2016年度チョット良くなったこと


●灘区への転入者を対象に魅力資源をめぐるツアーを実施
●親・子世帯の近居・同居、住み替えの引っ越し費用の助成
●不適切な状態で放置されている空家・空地への対策


●乳幼児等・子ども医療費助成
(中学3年までの外来の自己負担額の上限を400円に軽減、所得制限の撤廃を就学前まで拡大)
●母子家庭等医療費助成(自己負担額を外来400円・入院600円に統一化、児童扶養手当の一部支給基準まで所得制限を年収413万円以下に緩和)

●小児慢性特定疾病医療費助成、月額上限800円に軽減
●不妊治療費助成、初回上限15万円を30万円に拡充、男性不妊治療に対象を拡充
●子育て世代包括支援センター(各区役所内)において保健師等のコーディネーターの切れ目のない支援の実施

●多子世帯の保育料の軽減、第2子半額第3子以降を無償化している軽減の年齢要件を撤廃
●学童保育の開設時間の延長、9月より19時に全公設施設で実施

●子どもの居場所づくりの支援(学習支援・食事の提供)
●ひとり親家庭の自立支援事業(就職のための資格取得・養育費の確保)
●寡婦(夫)控除のみなし適用の実施(保育料等)
●学校図書館における学校司書の配置拡充(60校⇒90校)
●スクールソーシャルワーカー3人、スクールカウンセラー10人の増員
●HAT神戸地域における小学校と特別支援学校の建設
●医療的ケアを必要とする児童生徒への看護師派遣・配置等の支援
●県立こども病院内に友生支援学校分教室を新設
●通学路見守り活動ハンドブックの作成

 

高齢者や障がい者、子ども、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー

ご紹介します!14 「たんぽぽカフェ」


高齢者や障がい者、子ども、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー
昨年の選挙中に、「市政カフェ―介護―」「市政カフェ―子育て―」の集まりを持ちました。たくさんの方に参加いただき、たくさんのご意見をいただきました。それを機にようやく「たんぽぽカフェ」を再開できるようになりました。
 まずは、「介護」をテーマに開催しました。【写真】生活相談員やケアマネージャーをゲストスピーカーに、介護に関心のある方に集まっていただき、それぞれに思いを語っていただきました。
 今後も、3か月に1回「たんぽぽカフェ」を開く予定です。ご関心のある方どなたでもご参加ください。
次回は、6月12日(日)午後1時半~(於:六甲道組合員センター)テーマは、「安保関連法-子どもの未来が危ない!」。お話は弁護士の川元志穂さんです。参加費500円。申し込み&問い合わせは下記へお願いします。
(たんぽぽ倶楽部 ℡078-802-1125)

 


    
【地域発信】 安保関連法廃止!アベ政治を許さない

 

昨年の9月19日、「数の力」で安保関連法が成立させられました。しかし、黙っていては認めたことになると、全国で、多くの団体や個人が、この間、様々な形で声を上げています。他にも労働者派遣法の改悪、沖縄辺野古基地建設や原発の再稼働を推し進めている安倍政権。このような「アベ政治は許さない」との声も上げられています。この怒りを5月3日の集会へ、そして7月の参議院選挙へとつなげていかなければなりません。

 


昨年9月19日、「数の力」で安保関連法が成立させられました。しかし、黙っていては認めたことになると、全国で、多くの団体や個人が、この間、様々な形で声を上げ続けています。憲法改悪、労働者派遣法の改悪、沖縄辺野古基地建設や原発の再稼働も推し進めている安倍政権。「アベ政治は許さない」この怒りを5月3日の集会、

7月の(衆)参議院選挙へとつなげていかなければなりません。

 

 

参議院兵庫選挙区
参議院比例区
衆議院兵庫9区

水岡 俊一

(民進党)

金田峰生

(共産党)

福島みずほ

(社民党)

吉田ただとも

(社民党)

菊池憲之

(新社会党)

 

 


【倶楽部発信】お 知 ら せ

◆春のリサイクルバザーご協力ありがとうございました。
1日にしぼった春のリサイクルバザーは盛況のうちに終わりました。ご協力ありがとうございました。売上金は、借り上げ住宅返還問題に取り組む支援団体にカンパしました。

◆介護・子育て・労働・くらしの相談

★電 話での相談 ℡078-802-1125(事務所)     
★事務所での相談 毎月第2土曜日午前10時~12時 
*ご注意 事務所での相談日を第1土曜日から第2土曜日に   
変更しています。なお、都合により不在の時もあります。

ご了解下さい。

 

◆神戸市政報告会、出前出張します
「私たちの住んでいる神戸市のことをもっと知りたい」の声がきっかけで、神戸市政報告の出前出張をするようになりました。今年度も6月からスタートです。2~3人の集まりでも結構です、連絡いただければ喜んでお伺いします。見ながら聞きながら答えながらの報告会です。


【写真:新在家復興住宅集会所】

 

◆2000万人統一署名行動、最終集約間近に


街頭で、地域で、すでに署名を終えている方も大勢いると思います。しかし、まだまだ署名数が足りません。お手元にありましたらお知らせください。また、同封の総がかり実行委員会の≪署名はがき≫もぜひご利用ください。
≪署名はがき≫は、申し訳ありませんが、52円切手を貼っていただき、直接送ってください。また、たんぽぽ倶楽部前でも新社会党灘総支部前でも署名ができます。ぜひ、周囲に広げてください。それが大きな力になります。宜しくお願いします

 

 

 

編  集  後  記

 

 

「怒りを持ち続けるのはしんどい、でも諦めてしまえば終わりだ」・・・これは落合恵子さんの言葉です。安保関連法の先にあるのは平和憲法の改悪です。準備されている自民党の憲法改正草案の中にある「緊急事態条項」。これは、ドイツのワイマール憲法の中の「国家緊急権」と同じものです。ヒットラーはこの権限を濫用してあの悲惨な戦争を繰り広げたのです。この危険な流れをみんなでくい止めましょう。
満開の桜も葉桜に。季節の変わり目、お身体をご自愛ください。(小林るみ子)

   

ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/

もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。

ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。

 

   

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