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2013.12月号

   

ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/

もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。

ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。

 

【連日の抗議行動 於:三宮マルイ前】  

 

危険極まりない法「特別秘密保護法」が十分な審議もなされぬまま、数は力で国会で強行採決されてしまいました。

この先にあるのは、集団的自衛権行使の容認、さらに足かせとなっている憲法第9条の改悪です。
安倍首相の執念とも言うべき“戦争のできる国”作りが着々と進められています。

ブレーキの利かなくなった安倍政権の危険な動きをストップさせなければなりません。

「特定秘密保護法」の撤廃を!一緒に声を上げましょう
 

 


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【議会発信】第3回定例会・・・代表質疑から


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【小林】8月から基準額を切り下げられた生活保護制度を突破口に、医療や介護、年金などの社会保障制度が改悪されようとしています。その中の一つ、介護保険制度は、13年を経て、多くの課題が出てきています。団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて増え続けていく介護保険料、ランクが軽度になっていくという実態にそぐわない介護認定、高い離職率・低い定着率の介護労働従事者の劣悪な待遇。このような状況に、さらに追い打ちをかけるように、このたびの改革案では、介護認定の軽度者「要支援1・2」の高齢者を介護保険制度の対象外にし、それを支える介護サービス事業を段階的に市町村に移管することが盛り込まれています。厚生労働省は、以前から、介護認定のランクの一つに「要支援」枠を作り、将来的にそれを切り離す準備をしてきたと言われており、超高齢社会に向けて、

年々膨れ上がっていく給付費削減が狙いとしてあります。

そこで、質疑しますが、今後、「要支援」の切り離しが実施されることになれば、介護保険制度の財政で上限付きでの財源は保障されるとは聞いているものの、介護保険制度のような全国一律の基準がなくなり、市町村の裁量によることで、自治体によっては介護の質の低下が懸念されます。また、介護サービスの利用料も、介護保険制度では、一律1割負担ですが、その増額もあり得、その結果、自治体間格差を拡大させることになると考えます。そもそも受け皿を神戸市として保障出来るのか、市長の見解を伺う。


【神戸市】神戸市は、4割が要支援だ。給付レベルは1割。移管されると、全国一律で財源保障することになっているが、場合によっては市町村によって財政的格差が出る可能性もある。今後よく調査して、きっちり体制を整えないといけないし、国の議論の動向も注視していきたい。



【小林】1945年の神戸空襲では、多くの人が犠牲になりました。1971年に発足した『神戸空襲を記録する会』は、神戸空襲を記録し、語り継ぐ活動を地道に続けてこられました。その一環として、犠牲者を7000人、8000人とひとくくりにせず、一人ひとりの生きてきた”証”を残そうと、神戸空襲犠牲者名簿作成に取り組んできました。しかし、半世紀以上の年月を経て、遺族の高齢化や周知の限界もあり、3年前に、神戸市の名簿編纂の協力を得て、この度ようやく1752人の方々のお名前が明らかになりました。
8月15日、『神戸空襲を記録する会』の悲願でもあった、犠牲者のお名前が銘板に刻まれた慰霊碑「神戸空襲を忘れない―いのちと平和の碑(ひ)―」が多くの方の寄付金のもと、大倉山公園に建立され、除幕式には、矢田市長も参加されました。8月には、この他にも、様々な団体による資料展・パネル展・戦争を語り継ぐ会・戦跡ウォーキングが取り組まれる等、戦争や原爆の経験者が懸命に戦争の悲惨さを語り継ぐ努力をされています。

 

そこで質疑しますが、神戸空襲を知らない世代が多くなり、語り伝えることが困難になりつつあります。財源が好転してきている今、「平和記念館基本構想」の凍結を解除し、戦後70年を前に、「平和祈念館」の常設を進めるべきだと考えますが、

市長の見解を伺う。

【神戸市】平和啓発については、ホームページ、広報こうべ等で、戦災関連資料  
や体験談の収集に取り組んでおり、今後も続ける予定である。震災前に、「平和記念館基本構想」の報告書を取りまとめていただいたが、その後の厳しい財政状況により引き続き検討すべき事業として位置付けている。記念館設置の考えはない。

 


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【議会発信】 決算特別委員会…局別審査から


【産業振興局】
●緊急雇用創出事業を安定した雇用対策に
●ユニバーサルツーリズム推進都市宣言を
神戸市から
【危機管理室】

●ゲリラ豪雨を想定した「地域防災計画水害
対策」見直しを
●アスベストマスクの備蓄を

【みなと総局】
●港湾関連の会社・企業を対象とした地震・津波対策の充実について
●神戸空港の運用における規制緩和策の限界について

【都市計画総局】
●東日本大震災避難者の応急仮設住宅入居期限の
更なる延長を(2015年3月10日まで延長になりました)
●障がい者グループホームにおける神戸市独自の設置基準を
【消防局】
●惨事ストレスケアを消防職員のみならず消防団・家族まで
●「安全シート」「安心カード」のシステム化で有効活用を

 

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*灘消防署やたんぽぽ事務所に置いています。『タウンページ』の巻末にもあります


 

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高齢者や障がい者、子ども、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー



今回の「ご紹介します!」は、『ひらめの家』(灘区篠原南町4-1-6【下図参照】)です。篠原温泉の西側、少し奥まったところにあります。主に精神等の障がいの方の支援をしています。「病気があって生きづらさを抱え、体調の好不調があり、笑ったり泣いたり怒ったり、暑い日も寒い日も集まってくる。そこには、仲間がいて待っている人たちがいる。ゆっくり過ごしてご飯を食べて、時々作業がある。お互いが支え合い、生きることを少しだけお手伝いさせてもらっている居場所です。」(ホームページより) 
 たんぽぽ倶楽部では、『ひらめの家』のメンバーの手作り石鹸を常時販売しています。また、10月には、事務所前で、メンバーが黒枝豆の販売でコミュニケーション練習をしました【写真】。

高齢者や障がい者、子どもたち、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー

 

見学、利用希望の方はお問い合わせください(℡078-881-1940)。

 

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【地域発信】はじめての神戸市役所見学ツアー

 



ろっこう医療生活協同組合は、様々な組合員活動が展開されています。私は、パワーポイントによる「市政報告会」を行わせていただいています。
今回は、上野支部の組合員の皆さんの「私たちの住む神戸市役所を知りたい」とう声があったことから「神戸市役所見学ツアー」の企画が生まれました。
 当日僅かな時間でしたが、1号館「本会議場」での傍聴後、議場内に降りて、市役所の職員の方の説明を聞きました。
その後、4号館「危機管理センター」を訪ね、ここでもまた市役所の職員の方に救急や自然災害の対応等々の話を聞きました。その後は、再び1号館に戻り、神戸市の全景を見渡すことのできる24階のレストランでささやかなランチ。知識もお腹もいっぱいになった充実したひとときを持つことができました。

 今回は概観だけでしたが、次回はじっくり傍聴していただきたいですね。私たちの暮らしについてどんな議論がされているのか、皆さんの目で耳で確かめてください。傍聴、大歓迎です。以下、参加者の感想の一部です。

 

●はじめての見学で議員になった気分。今度は、小林さんの討論場面を傍聴したい
●全然知らなかった。立派な建物、椅子もじゅうたんも…市民として誇らしく思えた
●初めて議場に入って下から見上げる雰囲気が分かった。今度は活発な論議の本会議や小林さんの発言場面が見たい
●「危機管理センター」でガラス越しに設備や人の動きが分かり良かった。津波のビデオがとても参考になった。普段見られないものを見せてもらい資料も分かりやすかった

 

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【くらしのトピックス】


★来年4月から市バスの「乗り継ぎ制度」がスタート。運賃が一律200円の路線で、1時間以内なら乗り継ぎ後の運賃が無料になります。例えば、2系統【阪急六甲―三宮方面】から7系統【三宮-新開地方面】に乗り継ぐ場合、運賃が400円のところ200円になります。この背景には、敬老パスの有料化等でこの間の乗客数の減少傾向があるからだそうです。しかし、来年4月からの消費税率アップで敬老パスの金額にも影響の出る可能性もあり、これでは乗客減少に歯止めをかけるどころではありません。高齢社会、交通機関をより使い易いものに。


★来年1月に、以前、東灘区にあった「兵庫県予防医学協会」が灘区岩屋北町
【JR灘駅東】に新築移転してきます。近場に健康診断施設ができます。

 

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【地域発信】戦後68年、語り伝えていくこと

 

★慰霊碑『神戸空襲を忘れないーいのちと平和の碑」建立

8月15日に『神戸空襲を記録する会』のもう一つの願いでもあった慰霊碑「神戸空襲を忘れないーいのちと平和の碑」が多くの人の寄付金で、大倉山公園の北の端に建立されました。
猛烈な暑さの中、約800人の高齢の方々が参列し、除幕式を見守りました。除幕され、現れた平和のシンボル白い鳩がとまった碑には1752人の方のお名前が刻まれていました。

『記録する会』代表の中田政子さんは、「(慰霊碑が)戦争を繰り返してはならないというたくさんの人の思いが集まってようやくできた。碑に刻まれた名前の向こうに一ひとりの生きた命があったことを想像してほしい」と呼び掛けられました。戦争を知らない私たち世代もさらに後世に語り伝える努力をしなければ・・・と、あらためて考えさせられた一日でした。

 


★新たな発見!灘区平和マップいかがですか

長田区・兵庫区・中央区に続き、灘区の平和マップが完成しました。

元小学校教諭の小城智子さんが、歩いて聞きとりし、

まさに汗を流して作成した平和マップです。
神戸学生青年センター(℡851-2760)やたんぽぽ倶楽部(℡802-1125)

に置いています。

北部版と南部版セットで500円です。お買い求めください。

お時間のある時に巡ってはどうでしょうか。


小春日和の一日、平和マップを片手に 戦跡ウォーキングに参加しました

11月(南部)には、『平和マップを歩く会』主催で、灘区戦跡ウォーキングが取り組まれました。JR灘駅南口に集合。集まった方々十数人で、案内役の小城さんを先頭に、紅葉を愛でながらゆっくりゆっくり歩きました。敏馬神社から西灘公園。ここには、戦災復興記念碑があります。そこから船寺神社を経て西郷小学校。さらに、爆撃された水道筋の旧区役所跡、そして、空襲でたくさんの人が逃げ込んだ関西電力灘変電所で解散というコースでした。戦争の体験者の皆さんは、何年たっても忘れられない当時のことを切々と語られてました。後世に“戦争の悲惨さ”をしっかり語り伝えていくことが大切です。

 


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【倶楽部発信】お 知 ら せ

◆秋のリサイクルバザー、ご協力ありがとうございました


恒例のリサイクルバザーでは、毎回、品物のご提供も多くなり、大変喜んでいます。また、当日も、たくさんの方にご購入いただき、売上金の一部を、東北の支援活動を行っている団体にカンパさせていただきました。

今後も充実した活動を行っていきます。春のリサイクルバザーにもぜひご協力を!
 
●日 時 2014年3月30日(日)・31日(月)
10:00~16:00
●場 所 たんぽぽ倶楽部周辺
*お問い合わせは、たんぽぽ倶楽部まで
(月・水・金13:00~17:00 ℡802-1125)


東日本大震災直後、何かできることはないかと思っていた矢先、SELFISH(水道筋6丁目の魚屋さん)の谷文彦さんは、避難所以外の物資の行き届かないところに(自ら被災しているにもかかわらず)物資を運んでいた南三陸町の魚屋さんや三浦保志さんの応援を始めました。その方々からの「仮設住宅の方々を元気づけてもらえませんか」という一言で、ミュージシャン、ダンサー、炊き出しメンバーが集まりました。
2012年5月、2013年5月の2回、南三陸町の仮設住宅3か所で、ライブ、タコ飯作り等をしました。器材、用具を積むために貸切大型バスで現地へ。活動費用は自費の他、フリーマーケットや友人、知人からカンパを集めました。年々被災地への思いが薄れる中、「忘れられることが一番つらい、また来年も来てね!」の約束を果たすためにも、この神戸から恩返しの気持ちで年に一度のライブを続けていきたいと思います。(ダンサー 金澤景子さん)

 

介護・子育て・労働・くらしの相談

尚、都合により不在の時もあります。ご了承下さい。  


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編  集  後  記

戦後70年が経とうとしている今、ようやく神戸空襲の犠牲者の慰霊碑ができました。「戦争は繰り返してはならない」と声をあげる人たちがいるその一方で、今再び安倍政権の手によって“戦争のできる国”作りが進められています。
あるご高齢の方の「ひ孫の代まで絶対に戦争がないという希望を持ったまま死にたい」の言葉が心を打ちます。一緒に声をあげましょう。(小林るみ子)

 

 

 

   

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